20EMA
私は以前から使っている移動平均線でして
あらゆる時間足に表示しています。
20EMAが機能する理由と、その活用方法である乖離率を今回は書いてみようと思います。
ちょっと長いですが、読んでくださるとうれしいです。
一般的な移動平均線
多くの人が見ていると言われている移動平均線は
20EMA 21SMA の二つだと言われています。
実際、色々な時間足でこの2つの移動平均線は機能してるので
多くの人が見ているということになりますね。
見てる人が多い=機能する
で、今回はその中でも20EMAについてです。
20EMAの乖離率
20EMAが機能するのであればこんな活用方法もあるわけです。
そう、乖離率。
乖離率は、以前も書いたように
平均回帰の理論を利用したテクニカルです。
こんな感じで表示できます
チャート⇒FXブロードネット
平均回帰というのは、
ある一定の平均値から価格が離れた場合、
その平均値にいずれ戻るという理論です。
ちなみに、過去に書いた乖離率の記事
・移動平均乖離率の特徴を逆手に取る
・乖離率とエンベロープの活用方法
・乖離率の基準となる移動平均線
で、20EMAと乖離率について。
20EMAを多くのトレーダーが見ているのであれば、
20EMAを平均値として考えている人が多い
↓
20EMAから離れた場合、20EMAに戻るであろうと考える
(平均回帰理論)
↓
一定の乖離が発生した場合、逆張りをする可能性が高い
となります。
で、これを逆手に取れば
一定の乖離が発生している箇所では順張りしない
というフィルタリングも可能です。
下図はユーロドルの4時間足。
チャート⇒FXトレード・フィナンシャル
乖離率は1%と0.5%に設定。
例えば、Aの箇所をご覧ください。
A-1を見ると1%の乖離が発生しています。
この箇所からは伸びず一時的に最高値となってます。
で、その高値に引っ張られた平均値20EMAに戻っています。
この場合、この箇所でロングをするのはリスクが大きいと判断できます。
乖離率と逆張り
注意したいのは「ならば逆張りしてもいいのか?」という点。
場合によってはいいと思いますが、
注意が必要です。
BとB-1 CとC-1をご覧ください。
チャート⇒FXトレード・フィナンシャル
こちらは-1%を超えていますが、
20EMAまで戻る時間が長くなりました。
ですので、この箇所で逆張りをするのであれば
Bで逆張りをし、Cでナンピンをすることになります。
リスク大きいですね。
場合によっては、逆張りしてもいいと思いますが
こういったリスクがついてきます。
又は、こんなケースも。
Eをご覧ください。
チャート⇒FXトレード・フィナンシャル
Eは1%を超えた乖離が発生したものの、
一時的に再度高値を更新しています。
が、その後、20EMAに回帰しています。
このように、
20EMAが機能するのがわかったのと
乖離率もなかなか捨てたものではないと思えるのではないでしょうか?
こうやって20EMAを活用するのもよいのではないかと。
まとめ
乖離率ですが、機能する乖離率、つまり、何%なのか?については
各通貨ペア&時間足で変わってきます。
ご自身が見てる時間足で調整が必要です。
私は主に、このフィルタリングを行う場合、
4時間足と1時間足で行っています
チャート⇒FXトレード・フィナンシャル
つまり、4時間足&1時間足で
1%以上の乖離が発生している状態では
順張りをしないというフィルタリングです。
こんな感じで、20EMAを活用してみるのもアリだと思います。
20EMAは使えるので試してみてくださいね。