かずえモンです。
今回は数年ぶりにローソク足を使わないトレード手法について考察してみました。
ローソク足を使わないトレード手法
私は以前このブログで、1分足のスキャルを行う場合ローソク足の値動きに翻弄されてしまうから、ローソク足を使わないのも一つの方法だということを書きました。
1分足は細かい値動きが見れるのがメリットでもありますが、細かいことが見れることがデメリットになり、トレードする時に気持ちがぐらついてしまい、余計な判断をしてしまうことが多々あります。
よって、1分足でトレード(スキャル)する場合、ローソク足を見ない・使わないのも一つの方法なのです。
では具体的にどのように手法を考えていけば良いのでしょうか?
ローソク足を使わずに移動平均線だけでトレードする方法
これは以前も書いたことなのですが、複数の移動平均線のみを使う手法があります。
移動平均線を3本ほど使い、それぞれの位置関係のみでエントリーを行う手法です。
この方法は移動平均線だけを使うのでローソク足の値動きには翻弄されません。
しかし、大きなデメリットがあります。
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決済のタイミングがハッキリと見て取れない
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レンジになると連敗する
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レンジで損切りした場合、損切りが大きくなる
というデメリットがあります。
これを防ぐためにオシレーターを使って値動き自体を把握することが必要になります。それが以前公開した手法です。
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1分足を使ったシンプルなスキャル手法
最近は、 ・ドラゴン・ストラテジーFX ・PLATINUM TURBO FX の二つと、自分の手法を織り交ぜながらトレードをしています。 その一方でスキャル手法の開発の手も休めておりません。 で、最近 ...
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ADX・DMIだけを使うトレード手法
以前、ADX・DMIだけでトレードしているトレーダーがいるという記事を書きました。
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ADX・DMIだけでトレードしてるトレーダー
ADXとDMIだけでトレードしている海外のトレーダーの話が興味深かったので、シェアしたいと思います。 ADX・DMIはとても優位性が高いテクニカルなのですが、ローソク足と一緒に使うのが一般的です。しか ...
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ADX・DMIは使いこなすと
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大きな方向性
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細かい値動きの把握
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ブレイクアウト
というトレードに必要なコトを、ADX・DMIだけで判断することができます。
しかし、しかしです。このレベルに達するには相当な訓練が必要です。練習じゃありません。訓練です。
よって1分足のトレード手法として、すぐに実践できるという内容ではないことがわかりますね。
ボリバンとRCIを使う手法
これも以前紹介したスキャル手法です。
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スマホ向き【新】1分足スキャル手法が絶好調!その手法と理由を公開します
私はこちらのページでも書いているように、複数のトレード手法とトレードシステム(シグナル)を使ってトレードをしています。 理由もこちらに書いてあるのですが、理由の一つとして一つのトレード手法だけで勝てる ...
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この手法はローソク足は表示するけれども、トレードの判断としては使わないという内容です。
あくまでボリバンを利用するためにローソク足を使っているという意味合いが強いですね
基本的には、RCIを利用して値動きを把握しトレードを行います。
この手法のメリットは、ローソク足の値動き自体を使うわけではないのでローソク足の細かな動きには翻弄されないという点です。
しかし、デメリットとして、RCIの動きに慣れていないと全く判断ができないということになります。
ADX・DMIと同様に見てすぐに実践できるというわけではありませんね。
GMMAチャートを使う手法
GMMAチャートはご存知でしょうか
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GMMAチャートで状況判断
まずは⇒ FX スキャルピング派ランキング お願いいたします。ちょっと下落中。。。さて、GMMAチャート。ご存知ですか?これは複数のEMAを利用して相場の状況を判断しトレードしていくテクニカルです。 ...
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複数のパラメーターを設定したEMAの集合体を表示させて、その位置関係のみでトレードする手法です。この手法はローソク足を使いません。
使うケースもありますが、あくまでも補助的な役割でエントリーに関してはすべてEMAの集合体で行います。
この手法は一つのジャンルとして確立していて、書籍でも販売されています
この手法を1分足で行うのも一つの方法です。
ローソク足ではなく平均足を使う
ローソク足を見ないでトレードする方法として、最も現実的なのは平均足を使う方法です。
平均足はローソク足と違って細かい動きは表示されません。
もちろん高値や安値はある程度判断することができますが、ローソク足のように【高値・安値・始値・終値】が表示されているわけではありません。
平均足では高値・安値・始値・終値の全てを把握することが難しいです。
ということは、細かい値動きを見ることができないのでローソク足ほど翻弄されることがないと思われます。
ローソク足の代わりにラインチャートを使う
そしてもう一つが、ラインチャートを使う方法です。
ラインチャートというと、海外のトレーダーが使う方法だと思い敬遠しがちです。
しかし、ラインチャートはとても簡単に表示することができます。
移動平均線のパラメーターを1にすれば良いのです
※ちなみに、一目均衡表の遅行スパンは移動平均線のパラメーターを1にして25期間後ろにずらしたものになります。 遅行スパンについてココ最近色々なメッセージを頂きます。 何かの手法で遅行スパンが使われていて、流行っているのかな? 私自身遅行スパンは数年前から使っています。 現在のメインの手法では遅行スパンを使って ... 続きを見る
遅行スパンは設定次第で最強のテクニカル!活用したい使い方!
例えば、冒頭に書いた移動平均線のパーフェクトオーダーを利用する手法に、ラインチャートを表示してパーフェクトオーダーにプラスして考えます。
ローソク足を使わない手法はどれが良いのか?
さて、ここまでローソク足をつかないトレード手法についていくつか手法を掲載してきました。
最も現実的なのは、移動平均線を使った手法だと思います。
次がGMMAを使った手法ですね。
この2種類の手法だったら、取り入れることは簡単ですしやろうと思えば今すぐできます。
ADX・DMIやボリバン&RCIを使う手法などはどうしても訓練が必要になりますのですぐに行うのは難しいでしょう。
※今後すぐに行えるように各手法をnoteでまとめています
よって、現実的なのは、移動平均線を複数使うトレード手法だと思います。