この記事を書いている段階では、ドル円は112.30台まで下落しています。
私は2018年1月、下落で始まると思っています。
今週発表される雇用統計の結果も関係してくると思いますし、アメリカと北朝鮮の軍事衝突の可能性も近いとされているので、さまざま要因があるのは確かです。
急上昇する可能性も捨てきれません。
がしかし、かずえモン的テクニカル分析の結果、下落の可能性が高いのではないかと12月の半ばから感じています。
その理由を今回は書いていきたいと思います。
ドル円のフィボナッチファン
私がドル円が下落すると思っている根拠の一つがフィボナッチファンです。
フィボナッチファンについて過去記事を参考になさってください。
※フィボナッチファンをエントリーの判断として使う方法
※フィボナッチファンを損切の判断基準として使う方法
※フィボナッチファン【かずえモン的】効果的な使い方
※フィボナッチ・ファンの使い方】
簡単に説明すると、特定の安値と高値を結ぶと、フィボナッチを利用したトレンドラインのようなラインが出現します。ここで出現した各種ラインを利用して、トレード戦略を考えます。
もっともシンプルな戦略としては、フィボナッチファンの61.8%を下抜け(上抜け)したら、相場の流れが変わるというものです。
今回は安値から高値を結びました。その結果このようなフィボナッチファンが表示されました。
2018年の年明けすぐに、フィボナッチファンの61.8%を下抜けたのです。
日足のフィボナッチファンは有効
時間足の場合、ダマシ的な動きになることも多々ありますが、日足のフィボナッチファンは比較的機能しやすいと感じています。
やはり日足をベースに大きな流れを考える勢力が多いということもありますし、流れという面で考えると、あらゆるメジャーなテクニカルは日足で機能します。
フィボナッチファンもその一つ。
日足でブレイク・アウトしちゃうと、その流れになりやすいのです。
フィボナッチリトレースメントもそうなのですが、フィボナッチファンもかなり機能します。
日足の一目均衡表も同じく下落
フィボナッチファンだけではありません。
実は一目均衡表も下落を示唆しています。
薄い雲ですが下抜けしそうな感じです。
大きなトレンドできる前は雲が薄いことが多く、徐々に雲の厚みがでてくるもの。
今回の場合、そのように見えて仕方ないのです。
ただ単にレンジの値動きになり上下に振れるだけの値動きであれば、雲にある程度の厚みがありながら転換していくことがあるのですが、今回は薄い状態で下抜けしそうなので大きなトレンドになりそうな感じがしています。
それに加えて、フィボナッチファンも同じような状況なので下落の可能性が高いのかなと。
これを12月から考えていました。
ドル円の上昇の可能性
ここまで書いて上昇の可能性について触れるのはちょっとおかしいかもしれませんが、上昇の可能性もあります。
上昇の可能性があるとしたら、ファンダメンタルズ的な内容で急上昇するのかなと。
テクニカル的な面から考えると、上昇の傾向がないんですよね。
ですので現段階では、テクニカルだと下落だけど、newsによっては上昇があり得るといった状況だと思います。
1月のトレード戦略
これらを踏まえた上での戦略ですが、
・基本下落目線
・フィボナッチファンを抜けたままなら下落
・ショート中心
・数分のスキャルや短時間ならロングも
・オーバーナイトするポジションはショート寄り
といった感じでトレードしていく予定です。
雇用統計でとんでもなくよい結果になってドル買いの理由がでてきたら、私の下落の相場観は一気に変わってしまうので、雇用統計が気になる所ですが、基本は上記の戦略でいきます!