以前から気になっていた書籍【FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則】を購入してみました。
著者はボブ・ボルマン氏で書籍【FXスキャルピング】の著者でもあります。
ちなみに書籍「FXスキャルピング」も購入していますが、今回は【FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則】をレビューしてみたいと思います。
FX5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則の感想
まずは感想から。
内容はわかりやすくまとまっているという感じですね。パンローリング社が出版してるFX関連の書籍は翻訳が甘いというか、意味がわからない翻訳の時があるのですが、今回の【FX 5分足スキャルピング――プライスアクションの基本と原則】に関しては全般的にちゃんとした翻訳って感じで読みやすかったです。
内容は書籍のタイトル通りでプライスアクションについての内容です。
以前の【FXスキャルピング】はスキャルについての手法がいくつか掲載されているのですが、今回の【FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則】はプライスアクションに特化してるので、本を読んだ後も理解の深まり方が違います。
FX5分足スキャルピングのトレード手法と損切りと利食い
トレード手法としては、読んで字のごとくプライスアクションなんですが、いくつかの種類を紹介してくれてます。
トレードする通貨ペアはユーロドルで使う時間足は5分足。
狙う値幅は20pipsで損切りは10pips。
これはなかなか珍しいなと思いました。
通常こういった書籍では値幅を指定して手法を紹介してるケースが少ないのですが、この書籍に関しては利食い20pips損切り10pipsと表現してるのがとても良いなと。
エントリーのルールと共に損切りと利食いについてのルールを解説してる書籍も珍しくありません。
ですが、ほとんどの場合、「資金に対して数%で・・・」といった表現でして、結構あいまいなんですよね表現が。
なので、利食い20pips損切り10pipsというふうに表現してるケースはとても珍しいわけです。
それだけ自信と実績がある手法なんでしょうね、この書籍に書いてあることは。
ちなみに、書籍で書いてあったことでとても共感できたのが、こんな表現。
「損切り10pipsを近いと感じるかもしれない。しかし、損切り10pipsでも済むような場所でエントリーしてるから問題はない。逆に、損切り10pipsで済むような場所以外ではエントリーしない」
もちろん一語一句同じではないですが、こんな感じのニュアンスのことが書いてありました。これにはとても共感できるし、利食いと損切りを固定にする理由づけにもなるのではないかなと思います。
この一文を読んだだけでも私にはかなりの収穫でしたね。
総論
【FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則】ですが、書籍にしては高価な部類にはなりますがとてもわかりやすくオススメできる書籍だと思います。
ちなみに、アマゾンならKindle版もでてるのですぐに読めるのもよい点。
私はKindle版を購入し、タブレットで常に表示しながらチャートと見比べてます。
プライスアクションに特化した内容で初心者にもわかりやすいのではないかなと思います。逆に、小難しいプライスアクション(ローソク足の形とか足組とか)が書かれてる書籍を買う前に、こちらを買ったほうが実践しやすいと思います。
確かに値段は高いですが、買って損はない書籍だと思います。
おすすめです。
FX 5分足スキャルピング――プライスアクションの基本と原則 (ウイザードブックシリーズVol.228) |