さて、今回は久しぶりにボリンジャーバンドの話です。
もちろんですが、ボリンジャーバンドのことを書く理由もあるのでそれは後程^^
では、ボリバンの欠点とそれを補うには?どうしたらいいのか?
ボリバンの欠点とは?
ボリバンの定説と言えば
±1σ 約68%
±2σ 約95%
±3σ 約4%
の割合で、値が収まるというものです。
なので、それを逆手に取ったのがボリバンを使った逆張りです。
つまり、±2σや±3σタッチで逆張りといった方法ですね。
当ブログでも何度も触れていますが、ボリバンの開発者であるジョン・ボリンジャー氏はそういった使い方はしておらず、本来は順張りとしての使い方となります。
一番簡単な順張りの方法が、ボリバン・エクスパンションです。
過去記事にありますので探してみてください。
で、ボリバンの欠点というのは逆張りでトレードしたときのことを指します。
バンドウォークをしていたり、3σタッチをしても戻らなかったりしたときに一気にやられてしまうというもの。
「+3σタッチでショートエントリーをしていたが+3σタッチをしてもグングン伸びていき損失が増える」といったパターンです。
「ボリバンの欠点を補う」というテーマで話すとすると、「ボリバンで逆張りをしているときの欠点を補う」という内容になります。
ボリバンの逆張りの危険性
では、ボリバンの逆張りはそんなに危険なのか?
上記はSMA24のボリバンとなり、1~3σまで表示してます。
左端の箇所においては、3σタッチの逆張りトレードが成功する箇所
中央の箇所においては、3σタッチの逆張りトレードが失敗した箇所
右端の箇所においては、3σタッチの逆張りトレードが成功したかもしれない箇所
となります。
右端の箇所も中央の箇所のようになっていた可能性もあるわけです。
つまり、逆張りしたけどトレンドが継続してしまい、損失が拡大してしまった。
これが、ボリバンの欠点であります。
ボリバンの欠点を補うには?
これを補うにはどうしたらいいのか?
ADX等を使って、トレンドの強弱を見るという手もありますが、ボリバンの欠点はボリバンで補うことも可能です
どういうことかというと、まあ、これは知ってる人は知っているし書籍にも書いてあることなんですが「3σタッチからの2σ抜けでエントリーして速攻で決済」というのが欠点を補う一つの方法。
つまり、3σタッチのみでエントリーしていてはいけないということですね。
最低でも2σを利用する。
これが最もシンプルで簡単なボリバンの欠点を補う方法です。
ただし、これだけではないので、他の機会にボリバンの欠点を補う方法Part2として書いてみたいと思います。