FXや株など投資を行っている際に避けて通れないのがチャート分析です。
なぜチャート分析をするのかというと、
・エントリーのタイミングを見計らいたいから
・自分の中で確信を得たエントリータイミングを見つけたいから
・勝てる手法を見つけたいから
など、目的は様々であれチャート分析は避けて通れないです。
そういったチャート分析のなかでも、【押し目・戻り】を見つける方法は、最も基本的でもあり最重要でもあるのではないでしょうか?
そこで今回は、MACDを使った【かずえモン ver2018】として【押し目・戻り】の判断方法を書いていきます。
MACDの基本
MACDは誰もが知ってるテクニカルですね。
どんなテクニカルかを簡単に説明すると、移動平均線を指数化したものと考えておくと良いです。
MACDは基本的に、デッドクロスで下落&売り・ゴールデンクロスで上昇&買い、という感じで使います。
その他ですと、MACDのダイバージェンスもかなり効果的です。
参考※【2018年版】MACDを勝てるテクニカルとして使う方法
MACDの紹介はそろそろ終わりにして、本題に入りましょう。
MACDで押し目買い・戻り売り
MACDで押し目買いと戻り売りをする方法なんですが、ちょっと手間がかかります。
押し目買いのケースで説明します
1.直近の値動きが上昇してるかどうかを判断します。
直近のMACDがゴールデンクロスしているかどうかを見たり、ローソク足の状況(主にダウ理論)をチェックしましょう。
その上で、上昇トレンドが発生したあとだったとしましょう。
2.上昇トレンドが発生した状態でMACDがデッドクロスするのを待ち、デッドクロスになったのを確認します。
MACDはゴールデンクロスとデッドクロスを繰り返すので、上昇トレンドのあとは必ずデッドクロスが発生しているはずです。
デッドクロスが発生していたら、ローソク足がどんな状況かを確認します。
簡単に言うと、MACDがデッドクロスしてる状態でローソク足がジリジリと下げている状態なら押し目買いのゾーンにあると考え、次のゴールデンクロスで上昇に転じる可能性が高いと判断し、押し目買いを検討します。
このジリジリというのがポイントです。
ジリジリの定義
私はMACDで押し目買いを見る時に、このジリジリを定義しています。
直近の上昇でフィボナッチリトレースメントを引いて23.6%に達していない下げがジリジリと定義しています。
23.6%を下抜けるくらい下げてしまうと、デッドクロス後のゴールデンクロスではさほど上昇せずに直近高値も更新できない上昇になりがちです。
MACDで押し目買いした事例
こちらが事例となります
直近のMACDは緑色の縦線からゴールデンクロスが発生していて上昇しています。
その後赤い縦線の箇所でデッドクロスが発生していて下げていますが、23.6%を下抜けせずに維持してゴールデンクロスをしました。
このパターンが押し目買いのパターンです。
MACDで押し目買い出来なかったパターン
同じように上昇していまして二本目の緑のラインでデッドクロスしています。
そのデッドクロスの最終に23.6%を下抜けてしまっています。
このケースは再度上昇しない可能性が高いので、含み損を抱えてしまうことに。
実際61.8%まで下げてしまっています。
この場合、押し目買いができなかったパターンとなります。
MACDで押し目買い(戻り売り)を判断する方法 まとめ
つまり、押し目買いの場合、ゴールデンクロスのあとのデッドクロスで23.6%を下抜けない状態で維持できていれば、押し目買いをしやすいゾーンと認識します。
逆に、ゴールデンクロスのあとのデッドクロスで23.6%を下抜けてしまうと、再度上昇する可能性は低く、押し目買いはしないほうがよいと認識します。
※尚、戻り売りはこれらの逆となります。
逆に考えた場合、直近でMACDがゴールデンクロスしていて、そのあとのデッドクロスで直近の上昇に対してフィボナッチリトレースメントを引いて23.6%を下抜けてしまったら、直近の値動きに対して逆張りのショートを検討しても良いと考えてもよいかと。
MACDはゴールデンクロスで買いのロング・デッドクロスで売りのショート、といった基本的な使い方のみでトレードすると、いつか大損を経験します。
そうすると「MACDは使えない」「MACDは勝てない」といった判断になってしまいます。
私もそうでした。
しかし、改めてMACDを使い観察し研究すると、様々な使い方ができるのです。
今回の押し目買いの事例もその一つ。
もし今回の記事が参考になれば幸いです。