ドル円がすごいことになってますね。
数カ月前までの円安基調がどこへやら・・・、現在は円高貴重になっていますね。
このままで行けば、100円割れは時間の問題かなと。
まぁさすがに80円台とかにはならないと思いますが、2016年内にどこまで円高が進むのかが気になる所です。
さて、先日から続いているドル円の下落トレンドですが、フィボナッチリトレースメントがかなり機能していますので、それを踏まえつつ、ブレイクアウト手法についても書いてみたいと思いま
ドル円の下落
ドル円が下落しています。
120円台で推移してたのが去年2015年の夏だったので、約1年間で20円以上の下落になっていることになります。
週足でのヘッド・アンド・ショルダーが2016年の2月あたりに成立したのもありますし、ファンダメンタルズ的な部分においても下落要因が続き、現在の100円を目の前にした状態になっています。
このままで行けば、100円割れは現実的かなと思いますし、政府の介入のタイミングも気にすべき点かなと。
それくらいの下落なわけです。
フィボナッチリトレースが機能してる
そんなドル円ですが、テクニカル的に見ると、フィボナッチリトレースメントが非常に機能しています。
特に直近のドル円でみると、2016年6月につけた安値から計算したフィボナッチ・リトレースメントだと、かなり機能してることがわかります。
※偶然だと思いますが最高値をつけたのは2015年の6月。
※6月の最安値が2016年の最安値になれば2016年6月に最安値をつけたことに
※6月の法則というのがあるのか?
※研究します
さてこちらを御覧ください
※チャートはFXトレード・フィナンシャルのMT4
これは先程書いた2016年6月の安値からフィボナッチ・リトレースメントを引いたドル円の4時間足チャートです。
見てわかるように、61.8%の所で一度サポートされて、それをブレイクアウトしたら一気に下落しています。
尚、7月につけた安値を基準にするとこのようになり、もっとわかりやすくなります。
※チャートはFXトレード・フィナンシャルのMT4
このように、フィボナッチ・リトレースメントがかなり機能することはわかったかと思います。
フィボナッチ・リトレースメントを使ったブレイクアウト手法
そこでブレイクアウト手法です。
ブレイクアウト手法は通常高値・安値を基準とすることが多いですが、フィボナッチ・リトレースメントを使ったブレイクアウト手法もベーシックな手法として認知されています。
フィボナッチ・リトレースメントを使ったブレイクアウト手法はどうやるのか?というと、基本的には高値・安値のブレイクアウトと同じです。
高値・安値のブレイクアウトは高値・安値に水平線を引いて、それをブレイクしたらエントリーというのが一般的です。保守的に行くのであれば、ブレイクしたあとに、その水平線に近づいてきたらor支えられたらエントリーとなります。
フィボナッチ・リトレースメントの場合、38.2%・50%・61.8%にラインが引かれるので、それをブレイクしたらエントリーという形になります。
ブレイクアウト手法の事例
事例がこちらです。
※チャートはFXトレード・フィナンシャルのMT4
今回は7月につけた安値を利用したフィボナッチ・リトレースメントになります。
直近のドル円でまさしく機能していますね。
38.2%をブレイクした後に、50%で支えられ反発。その後38.2%のラインに近づくように上昇しますが終値で38.2%を上抜けて終わることができずに50%を基準に下落。
その後61.8%まで下落し、それも一気にブレイク。
ブレクした後にレンジの状態が続き、61.8%の箇所まで上昇しますが、タッチするだけになり、下落し現時点に至るという形です。
フィボナッチ・リトレースメントでストーリーを
フィボナッチ・リトレースメントを利用したブレイクアウト手法ですが、機能することがわかりますね。
フィボナッチ・リトレースメントを利用して損切りの基準を作るトレード手法もありますし、そういったシグナルもあります。
やはりフィボナッチ・リトレースメントは機能するのです。
機能するからこそ、フィボナッチ・リトレースメントを利用したストーリーがイメージできます。
38.2%を下落したら50%か61.8%でサポートされるだろうから、そこをターゲットにしてみようとか、50%まで戻してから逆張り風順張りをしてみよう、とか。
そういったイメージができます。
フィボナッチ・リトレースメントを使ったトレードは地味ですが、結果は派手です。
もし、自分の手法が見つかってないのであれば、使ってみてはいかがでしょうか?
面白いように機能するときがありますよ。