MACDの質問はとてもたくさんいただきます。
その中でも多いのが、
1分足でMACDを使う時のパラメーター設定
についてです。
今回は、1分足でMACDを使う時のパラメーター設定について書いてみます。
1分足でMACDを使う目的は大きく分けて2つあると思います。
・エントリーのシグナルとして
・大きな流れの確認
これをさらに細分化してみます。
エントリーのシグナルとして使う場合は目的がハッキリしていますね。
・スキャルのエントリーのタイミングを図るため
です。
流れの確認としては
・1分足の流れの確認
・1分足以上の足の流れの確認
になるかと思います。
で、これら3つのケースがあげられると思うんですね。
なので、これら3つのケースごとにパラメーター設定は変わってくると思います。
エントリーのタイミングを図る目的であれば、
自分がどこでエントリーをしたいのか?を探して、
そのエントリーしたい所でMACDがシグナルを出すように
パラメーターを変えていくのが最もシンプルです。
この場合、毎日変える必要があります。
例えば、MACDは 12・26・9という設定が一般的に使われています。
これをベースとして、自分がエントリーしたいところを直前のチャートから探して、そこにフィットするようにパラメーターを設定します。
例えば、12・26・9 で表示するとこんな感じなのですが
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
黄色の丸でエントリーしたいと考えたとします。
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
そしたら、こんな感じで
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
希望した所でシグナルを出すように、設定を行うのが良いでしょう。
これを毎日のルーティーンとして行えばいいのです。
これが面倒なので、パラメーターを一定にして、同じパラメーターで稼働させて、そのパラメーターが示すシグナルが一番機能する箇所を、ほかのテクニカルでフィルタリングを行い、パターン化させ、検証し、開発するのが、トレード手法です。
ちなみに、今回はFXプライムのプライムナビゲーターを使っています。
プライムナビゲーターは各テクニカルのシグナルを矢印で表示してくれる機能が搭載されています。
一目均衡表などでも、表示してくれます。
MT4を使わなくても簡単にできるのでオススメです。
口座開設は⇒FXプライム
一方、方向性を確認したいという目的はどうでしょう?
1分足の流れを定義したいという事であれば、自分で何かしらの意味を持ったパラメーターを設定しておけばよいでしょう。
先ほども書きましたが、一般的なMACDのパラメーターは12・26・9です。
が、1分足で考えると
12 は 12分間
26 は 26分間
これらの足をカウントして、9というシグナルをあてはめているという事になります。(カウントする本数=時間=パラメーターと考えてみると、パラメーターを考えやすくなります)
この12分間とか26分間とかが腑に落ちないのであれば、自分が腑に落ちる本数=時間を考えてみればよいのです。
例えば、15分間 と 60分間 をベースとして、5でシグナルを出そうと思った場合、パラメーターは、
15・60・5 となります。
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
これで、方向性を見るという風に定義します。
ちなみに、このパラメーターだとこんな感じ。
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
で、このパラメーターで方向性を確認して、何かしらのシグナルを設定してエントリーをするという使い方になるかと思います。
例えば、ストキャスティクスのシグナルとか。
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
この場合は、MACDで方向性を確認して、MACDが示す方向に、ストキャスがシグナルを出したらエントリーというルールになります。
もっと長い期間の方向性を見たかったら、
60(1時間)・240(4時間)・15などといったパラメーターにして、方向性を定義するとか。
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
チャートは⇒FXプライムのプライムナビゲーター
こんな感じで、パラメーターを設定できます。
■まとめます
1分足でMACDを使う場合、どういった目的を持ってMACDを使うのか?をまずは考えます。
その次に、1分足は 本数=時間 というのが考えやすいので、時間を自分で定義してパラメーターを設定します。
こういった感じで、パラメーターを設定してみてはいかがでしょうか?
これ、かなり面倒ですが、何度も何度も繰り返しやることで、自分に合ったパラメーターが出てくるので、なかなか良いパラメーターが見つからないという事であればやってみる価値はあります。
長文でしたが、何かの参考になれば幸いです。