先日も外為どっとコムのポジション比率の記事を書きましたが、結構反響がありまして「また書いてください」「もう少し詳しい記事を書いてください」といったメッセージを頂きました。
そこで今回は、もう少し突っ込んだ見方を書いてみたいと思います。
相場心理
先日も書いたように、ポジション比率は外為どっとコムでトレードをしてる人のポジションの比率をグラフ化したものとなります。
外為どっとコムでトレードしてるであろうトレーダーはどちらかと言えば、スイングに近いトレードをしてると思われます。
ですので、相場参加者が長い時間足や長い時間軸でどのように相場を見ているのか?、そしてそれを踏まえた上で、どのようにポジションを取ってきたのかがなんとなくわかるわけですね。
つまり、大方の見方が見えてくるので、相場心理も見て取れます。
ポジション比率から分かること
例えば、この記事を書いている時点でのドル円のポジション比率はというと、このようになっています。
詳しくはこちら>>外為どっとコム
圧倒的に買いポジションが多くなっていますね。
直近ではドル円は下落していたので売りポジションが増えていても良いと思いますが、それほど増えてなく、去年2015年の11月のほうが売りポジションが多かったことがわかります。
買いポジションはというと、1月下旬から微妙に増減しており、2月上旬には80%を超えていたのが、現段階では約70%まで落ちています。
これは最近のドル円の下落を見て、買いポジションを決済したから減ったのかもしれませんね。
とは言え、まだまだ買いポジションのほうが比率で言えば多いので、現状の下落は長期的に見た押しと見てる人たちが多いのかなと。
この買いポジションが60%以下に下がってくると、ドル円のチャートに大きな変化が出るのかなという印象があります。
まとめ
今回の記事では、ポジション比率は、相場心理を見て取れるものとしてチェックすると、チャートでは見えないことも見えてくる、という事をお伝えしたかったです。
- 現状のドル円に関して言えば、大方の見方は上昇で買いポジションのまま
- だが、少し買いポジションが減っている
- 決済による減少で、現状のドル円の流れが続くようであれば、もう1段下がる可能性も捨てきれない
- なぜなら、買いの決済は売りだから
という事が見えてきます。
あとはどのように戦略を立て、トレードをしていくか?がポイントになると思います。
ポジション比率を見ながら、相場心理を想像し、トレードに活かしていきたいですね^^
ポジション比率は外為どっとコムで口座を開設するとみることができます。