先日、トレードの話をしていた時に話題になったのがトラリピです。
マネースクウェアジャパンのトラリピで半自動でトレードしてる人がいて、結構な利益を出しているとのこと。
その人がどうやってるか?を聞いたのでシェアしたいと思います。
トラリピでなるべく失敗しない方法
マネースクウェア・ジャパンのトラリピで成功してる人(Aさんとします)は私自身直接知らないのですが、知人が知っていて、Aさんのやり方を聞いたそうです。
Aさんは毎日必ずトラリピの注文状況と現在の状況をチェックします。
その時に、相場とマッチしていないと思ったら注文を変更するとのこと。もし仮に現在のポジションと相場の流れがマッチしておらず損失を出していたとしたら、その損失を補填するような注文を出すようです。
注文の変更などを考えると大変そうに思えますが、毎日注文の変更をしているわけではなく、相場とマッチしていないなと思ったら変更するだけらしいので、毎日チェックして終わりといった感じらしいです。
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トラリピの注文事例
具体的な注文方法ですが、Aさんはなるべくエントリーから決済までの値幅を小さくするとのこと。ここはスキャルと近い考えだと思われます。
その代わり、注文数を多くして、トータルでの利益を積み上げるそうです。
スイングですと、トレード回数が少ない代わりに一度のトレードで取る値幅が大きいですよね。
スキャルだと、トレード回数が多い代わりに一度のトレードで取る値幅が小さいです。
Aさんは後者とのこと。
どれくらい狭いのかというと、1ロットで考えた時に、利益が500円~2000円くらいの値幅で考えるそうです。
聞いた感じだと、かなり細かく注文を入れているようです。
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トラリピと損失
気になるのが損失ですが、Aさんがしている損失への対応が興味深かったです。
トラリピに限らず、トレードは必ず損失が発生します。損切りですね。
トラリピで損失を出している人の多いケースとして、損失をそのまま放置して、いつか戻ってくるという考えのもと、新規のポジション&注文を入れていくというのが多いそうです。
Aさんはそうではなく、損失を出しているポジションがあった場合、そのポジションをどうすれば損失を計上できずに済むか?を考えるそうです。
その際、新規の注文の大多数を止めて、損失を出してるポジションをどうやってプラスマイナスゼロにするかを考えて、そのプラマイゼロにするための注文をいくつか出すとのこと。
例えば、マイナスのポジションが5つあったとして、それぞれの損失が平均20pipsで、トータルで100pipsの損失があったとしましょう。
そして、簡単に考えるために、これらのポジションはショートポジションで相場は上昇してるとします。
相場は上昇してるので、これらのショートポジションは損失が膨らむ可能性があります。
この場合、これらのポジションの合計100pipsのマイナスを補填するために、100pips以上のプラスになるための注文を発注するとのこと。
ここまではよくある話なのですが、Aさんの場合、ちょっと違うんです。
ショートポジションでマイナスが出ている場合、相場は上昇しているのでロング注文を出して損失を補填しようとします。
しかし、Aさんの場合、損失を出してるポジションとは反対の注文を出すだけではなく、同じ方向の注文を出すこともあるのだとか。
今回の例で言えば、ショート注文ですね。
つまり、いま目の前にある損失をどうやって解消するかだけを考えているので、ロングだとかショートだとかはあまり関係ないそうです。
とにかく、損失を解消できるように注文を出すだけとのこと。
で、結果的に現在のマイナスポジションのマイナス分を解消できたら、一度リセットして新たに戦略を練り直すのだそうです。
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戦略を持ってトレードする
Aさんの事例を聞いて思ったのが、トラリピは戦略を持ってトレードすることが非常に重要だと感じました。
トラリピ=簡単
というイメージがあります。
確かに、注文自体はシンプルだし簡単です。
でも、注文の価格帯やロングショートなどの判断、そして、損失が出た時にどうやって対処するか?などの戦略を持ってトレードすると、トラリピの勝ち組になれるのではないかなと思いました。
ちなみに・・・
私が以前やっていたのは、南アフリカランド円をトラリピでロングしまくるという戦略。
南アフリカランドはスワップも高いので、それを狙いつつ、差益も取りたいというイメージでした。
これはなかなか良かったですが、Aさんほどルールを決めなかったので、途中で頓挫しました。
今ならできそうな気がするので、再度チャレンジしてみようかなと思います。
今回はトラリピについてでした。
何かの参考になれば幸いです。
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