一目均衡表の各種テクニカルはとても使い勝手がよく、それ単体でも効果的ですし、機能します。
先行スパン2も単体で使っても機能するのですが、一目均衡表の先行スパン2を単体で使おうとした場合、表示がズレてしまうので、リアルタイムの値動きには合わずに、ずれて表示されてしまいます。
どうにかして先行スパン2をリアルタイムで表示できないものだろうか?というのが今回の記事の始まりです。
さて、HiLoBandsというインジケーターをご存知ですか?MT4のインジケーターでこんな感じで表示されます。
チャートはMT4⇒FXトレード・フィナンシャル(当ブログ限定上乗せキャッシュバック有)
以前、このような記事を書きました
実はHiLoBandsを使って一目均衡表の先行スパン2をズラさずに表示する方法があるので、これについてついて書いてみます。
HiLoBandsの計算式
まず、HiLoBandsの計算式を書いてみます。
HiLoBandsの計算式は
(指定した期間の最高値 + 指定した期間の最安値)÷2
がミドルラインになり
指定した期間の最高値にラインが引かれ、指定した期間の最安値にもラインが引かれます。
こんな感じ
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一目均衡表の先行スパン2の計算式
次に一目均衡表の先行スパン2の計算式は?というと
( 現在の足を含む52期間の最高値 + 52期間)÷2
を26期間先にずらす
というものです。
はい、そうなんです。
HiLoBandsのミドルラインと先行スパンの計算式はほとんど同じ。
HiLoBandsと一目均衡表の先行スパンを比較
で、一目均衡表の先行スパン2とHiLoBandsのミドルを同時に表示したのがこれ
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次に、先行スパン2をずらさないで表示するとこんな感じ
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両方が見事に重なっており、一本になっております。
つまり、HiLoBandsのミドルラインを先行スパン2と同じように使う事が可能なのです。
ちなみに、基準線と転換線も先行スパン2と基本的には計算式が同じ。
(指定した期間の最高値+指定した期間の最安値)÷2
となります。
注)先行スパン1だけはHiLoBandsで作れません。。。
ということは、一目均衡表の先行スパン2だけズラさずに表示するためにHiLoBandsを使うという方法もあるわけです。
注)一目均衡表のパラメーターの26を0にすればHiLoBandsを使わずともできなくはないのですがインジケーターによってはズレが生じます。
一目均衡表の先行スパン2をリアルタイムで表示する
今回の記事のまとめとしては、
先行スパン2を本来の一目均衡表の使い方通りにずらして使うのではなく
リアルタイムのローソク足の値動きに合わせて表示したい場合
HiLoBandsをカスタマイズすれば表示できる
ということでした。
とにもかくにも、先行スパン2をズラさずにリアルタイムの足に合わせながら見たい場合、HiLoBandsを使う手もあるという事ですね。
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